【経営思考】点はいずれ線となり、線はいずれ面となる!

12.13

情報が氾濫し、時代の変化が速まる現代の経営環境

情報速度並びに物流速度の向上から時代の変化は益々速まってきています。新幹線や航空機といった技術革新、インターネットの台頭により「ヒト、モノ、カネ、情報」の移動速度の向上が変化の加速度を上げてきました。

特にSNSの普及によって情報量が格段に増え、情報の流通速度が加速、真に必要な情報を獲得するのが難しくなってきています。このように情報が氾濫している中において、取得すべき情報を吟味し、その取得した情報をどのような方法で処理するかが、より重要になってきています。

情報が氾濫し、時代の変化が速まっているということは、判断することが難しくなり、また選択の誤りが致命傷となる可能性が高まってきているということです。

本テーマは、選択に誤りがないようにより効率的な経営をするには、どのような経営思考が必要なのかを考察していきます。

効率的な経営とは、できる限り無駄を無くすこと

無駄をなくすのは、至極、当然のことでありますが、一方で変化の激しい中で長期経営を実現するには、無駄になるかもしれない新しいことにチャレンジすることが必要です。

しかし、新しいこと、例えば新規事業を起こすなど、本筋の事業領域から離れた新規事業は、ノウハウが不足していることや責任問題の点から社内的な反発があったりと調整が困難で取組み自体が難しかったりします。言ってしまうとそのような調整も無駄の一つになってしまいます。

新しいことにチャレンジする場合、完全に無駄を無くすことは不可能なので、できる限り無駄を無くすことに尽力することになりますが、どのようにすればできる限り無駄を無くせるのでしょうか?

点はいずれ線となり、線はいずれ面となる

できる限り無駄を無くすには、テーマタイトルである「点はいずれ線となり、線はいずれ面となる」の考え方があります。

点とは事象やアクションです。事象である「点」が連携することで「線」になります。そして、特定の点が全て連携することにより最適化の「面」になります。特定の点同士に繋がりがある面ができると1つの点に対するアクションが面に含まれる全ての点に波及し、更にはアクションを起こした点まで波及することがあり、増幅して何倍もの効果を生み出すこともあります。

経営における点とは、会社が行う業務の全ての事象やアクションを指します。会社の製造、営業、総務、経理などの業務は、互いに連携し合い線が結ばれて面になっていることが多いです。これらの組織連携は多くの会社で運営され洗練された業務で歴史が長いことから面が創られやすく、そして、きちんと面を維持できていれば付加価値を生み続けます。しかし、広がりがないため新しい種類の付加価値を生むことは難しいのです。新たな付加価値を創るには、新しいことにチャレンジして広がりを作らなければなりません。新しいことにチャレンジすることとは、新しい点を創ることに他なりません。

新しい点を創り、新たに面を創ることが至難の業なのですが、先ずは点を創らなければ始まりません。

創る点には順番がある

新しい点を創るにあたり、反発があったりと点を創ること自体が大変なことです。そこで、できる限り無駄を無くすためには創る点の順番が重要になってきます。

最初はやはり本筋のA点から近いB点を創ります。特に調整は大変な労力になるので調整労力を減らすべきです。次にC点を創る場合、C点はB点より本筋A点から離れるが、A点とB点(A点より影響を受ける程度が大きい)の双方に影響を与えるということであれば、本筋から更に離れても説明し易くなります。本筋から離れた点を創る場合であっても本筋に近い点を複数創り本筋に近い複数点と相関を持たせることで説得し易くなります。

なお、調整などが必要ない環境であっても、できる限り無駄を無くすためには、あまり本筋から離れた点を創らない方が好ましいでしょう。

点と点を結ぶ点を作ることが面を作るポイント

付加価値を生み続ける面を創るには、点と点の間に線を結ばなければなりません。新しい点を創り続けていると、ひょんなことで点と点が線になることがありますが、意識的に点と点を結ぶように点を創り、線を作っていく必要があります。点と点を結ぶことができれば、いずれ面になる可能性が出てきます。ゴールとなる面を作るには、戦略的に点と点を結ぶための新たな点を創造していくことです。

会社経営においては、経営者が最も点を把握しており、どこの点同士が繋がっていなくて、どのような点を創ることで点と点が結ばれ、面を創ることができるかは経営者にしかできないことです。二つの点を結ぶ新たな点を創ることが、経営者の腕の見せ所です。

個人の仕事においても面を意識することでパフォーマンスが変わる

個人においても日常生活の行動(点)と仕事(点)を結びつけることで線を創り、面を創ることができます。

例えば、仕事における必要なメンタル面を趣味で養ったり、本業に関係する副業を持ち知識を相互活用したり、家族サービスをするにしても仕事に関わる場所を選んだり、外食は競合他社の近くにある飲食店を選んで周辺施設を視察したりと、全ての点を仕事に結びつけることにより点が線となり線が面がとなって仕事のパフォーマンスが格段に向上します。

しかし、あまりに仕事に結びつけ過ぎるとストレスを感じてしまいますので、ストレスを感じないように遊びの中に仕事を作ることがポイントです。

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